2025年6月27日に開催されたソフトバンクグループ第45回定時株主総会において、孫正義社長がASI(人工超知能)の世界で世界ナンバーワンのプラットフォーマーとなる決意を宣言した。17歳でマイクロコンピューターと出会って以来50年間抱き続けてきた夢の実現に向け、OpenAIへの4.8兆円投資やアームの成長戦略を軸に、情報革命による人類の幸せを追求する壮大なビジョンが語られた。

開会挨拶
孫正義社長:おはようございます。社長の孫正義でございます。この株主総会の時というのは、年に1回ですね、直接株主の皆様にお会いできて、そして私の思いを直接お伝えできるという、毎年楽しみなことでございます。
今日は、どういう形でソフトバンクを創業に至ったのか、またこれから10年、どういう思いで我が社を導いていくのか、そういうようなことについて、後ほどプレゼンも用意しておりますので、是非一緒に聞いていただきたいと思います。よろしくお願いします。
皆様には本当にお忙しい中ご出席いただきまして誠にありがとうございます。それでは定款第13条の定めによりまして、私が議長を務めさせていただきます。第45回定時株主総会を開会させていただきます。
本会はインターネットを通じて議決権の行使あるいは質問が可能なインターネット出席の方法を採用しております。
事業概要ビデオ紹介
それでは事業概要のビデオを用意しておりますので、これから見ていただきたいと思います。約10分間でございます。
情報革命で人々を幸せに
ソフトバンクグループは創業以来変わらぬ経営理念のもと、情報革命を牽引してまいりました。
24年度は来るべきAGI、さらにその先のASIの実現を加速させるべく、グローバルで攻めの戦略を展開しました。
25年1月、ソフトバンクグループ株式会社はOpenAI、オラクルなどと共同で、AIインフラストラクチャーを米国内で構築するためにスターゲートプロジェクトを発表しました。
翌2月には、ソフトバンクグループとOpenAIは企業ごとにカスタマイズされた最先端AIクリスタルインテリジェンスの開発販売に関するパートナーシップを発表し、本取り組みを加速させるため合弁会社の設立に合意しました。
さらに3月には、AI革命における最重要パートナーとして位置づけ、OpenAIへの追加出資に最終合意しました。加えて、AI半導体チップの設計開発を手掛ける英国のグラフコアの子会社化や、米国のアンペアコンピューティングの買収発表、医療データとAIを活用し個別化医療の支援を目指すSBテンパス設立など、AI分野への取り組みを積極的に実施した1年となりました。
2024年度業績
2024年度の売上高は前年度比7.2%増の7兆2438億円となりました。
連結の投資利益は3兆11億円となりました。
純利益は1兆1533億円となり、4年ぶりの黒字となりました。
中間配当の22円と合わせた2024年度の年間配当は1株あたり44円となり、2025年度の配当は2024年度と同額を予想しております。
アーム事業
アームは世界を変えるイノベーションの原動力となるAIコンピューティングプラットフォームです。エッジデバイスからクラウドに至るまで、卓越したパフォーマンス、スケーラビリティ、そして効率性を提供します。
ロイヤルティ収入とライセンス及びその他の収入が過去最高を記録し、売上高は前年比25.3%増の40億ドルとなりました。
アームはチップ開発を加速し、製品の市場投入を早めるアームV9やコンピュートサブシステムの採用が市場において増大することで、ビジネスの規模を着実に拡大しています。
ソフトバンクビジョンファンド事業
AIを活用した成長可能性の大きな企業へ投資するソフトバンクビジョンファンド事業では、規律あるアプローチのもとで投資及び資金化を継続しました。
2024年度の投資利益は4349億円を計上しました。
またソフトバンクビジョンファンド2からAI革命を牽引する企業への投資を実行しました。活動開始以来の累計投資は、ビジョンファンド1で234億ドルのプラス、ビジョンファンド2で229億ドルのマイナスとなりました。
戦略的投資持株会社としての活動
ソフトバンクグループ株式会社は戦略的投資持株会社として、直接または子会社を通じた投資活動を実施しました。
2024年度の投資利益は3兆4138億円の利益を計上しました。これはアリババ、Tモバイル、ドイツテレコム各社の株価上昇によるものです。
セグメント利益は7943億円となりました。アリババ株とドイツテレコム株の投資利益がデリバティブ関連損失と相殺された他、財務費用5313億円などの影響も受けています。
ソフトバンク事業
日本国内の通信事業を中心とするソフトバンク事業の2024年度のセグメント利益は、コンシューマ、エンタープライズ、メディア、eコマースなど全ての事業が増益となったことに加え、株式会社ZHDの連結営業利益が黒字に転じたことなどにより、前年度比8.5%増の9063億円となりました。
ソフトバンク株式会社はAIとの共存社会を支える次世代社会インフラの実現に向け、北海道や大阪府において次世代AIデータセンターの構築に取り組んでいます。
さらにモバイルネットワークとAIを融合し、新たな価値を創出するAIランドに取り組んでいます。24年11月にはそのコンセプトを実現するソリューションアイトラスを発表し、海外展開も視野に入れ商用化に向けた開発を本格化しています。
財務戦略
2024年度は財務方針を堅持しつつ、将来の成長に向けた投資を最優先に進めてきました。
成長投資は昨年度に比べ2倍となる79億ドルとなりました。
また株主還元の一環として自社株式の取得も進め、総額5000億円のプログラムにおいて2025年5月末までに61%の取得が完了しました。
このような中でもLTVについては通常時25%未満で運用するという財務方針を堅持し、2025年3月末は18%でした。
手元流動性については2年分に相当する償還資金を保持する方針に基づき、2025年3月末時点の償還予定額2.1兆円に対して3.4兆円を確保しています。
25年度においてはOpenAIへの追加出資やアンペア買収などにより投資額が大きくなることが見込まれますが、そのような中でもLTVや手元流動性に関する財務方針に変更はありません。
そして不確実性の高い環境下でも慎重かつ大胆に財務活動を展開し、ネットアセットバリューの成長の礎を築いていきます。
サステナビリティへの取り組み
情報革命で人々を幸せにという経営理念には、300年後の未来、何世代も先の人々まで幸せにし続けるという決意が込められています。
情報革命への投資を通じて、より安全でより豊かな心踊る未来をもたらすとともに、気候変動や教育格差、経済格差といったグローバルな課題の解決や、サステナビリティの地球規模での実現に貢献していきます。
24年度はAIを活用した自動運転技術、医薬品の開発、遠隔教育などのビジネスへの投資を実施しました。またAIの進化に伴い増加する電力需要に対応するため、様々なクリーンエネルギーへの投資にも取り組んでいます。
ソフトバンクグループ株式会社はASIの実現に向けて、AIを活用したかつてない価値の創出に挑むことで、株主価値の最大化を追求してまいります。
AIの可能性を信じ、人類の未来に向けた挑戦をこれからも続けてまいります。
情報革命で人々を幸せに
決議事項の説明
以上、ビデオにより説明をさせていただきました。それでは、ここで本日の決議事項を内容を説明させていただきます。各議案の詳細は当社ウェブサイトに掲載の招集通知の通りでございます。
第1号議案は剰余金処分の件でございます。
第2号議案は取締役9名選任の件でございます。
第3号議案は監査役3名選任の件でございます。
第4号議案は取締役に対するストックオプションとしての報酬等の内容改定の件でございます。
孫正義社長による事業戦略プレゼンテーション
それでは、ただいまから今後の事業戦略を私の方からプレゼンさせていただきたいと思います。
17歳の衝撃的な出会い
まず最初に、こちらの写真を見ていただきたいと思います。もうすでに私が以前何度か話している内容でもありますので知っている方はおられると思いますが、改めて今日、今後の10年後のソフトバンクの目指すものを語る上で、もう一度改めてこれを見ていただきたいと思います。
これは私が17歳の時に、生まれて初めて見た、まことに不思議な写真だったわけですね。何か未来都市の設計図のような、幾何学模様のような、あるいはペルシャ絨毯のような、そんなまことに不思議な写真でありました。
ちょうど17歳で、1975年の1月の頃でありました。サンフランシスコで、16歳から私はアメリカに行きましたので、サンフランシスコで歩いていて、ポピュラーエレクトロニクスという科学雑誌を見ながら歩いていたんです。表紙が道に落ちてました。
そのまことに不思議な写真をめくって次のページで記事を読んでみたら、なんとこれがマイクロコンピューターの写真であると。しかもそれが、指先の先っちょにちょんと乗っかった小さなチップだったわけですね。
私は衝撃を受けました。ちょうどその頃、大学でコンピューター、IBMのコンピューターの端末を叩きながらプログラミングを学習し始めたばかりでしたので、コンピューターといえばもうものすごく大きなもので高いもので、一般の人々の手には入らないものだという風に思っておりました。
しかし、これが本当に小さな指先に乗るほどのもので、トランジスターで、シリコンのウェファーの上にこれが印刷されて、コンピューターの役割をするとびっくりしたんですね。
もうあまりにもショックで。皆さんも感動するような映画だとか音楽を聞いたりした時に、涙が出ることがあると思うんですけども、僕はあまりの感動で、もう両手の指が、もうじーんと10本指がしびれて、震えながらもう涙が止まらなくなったんですね。
その時の状況をすごくよく覚えているんですけども、ついに人類は、もしかしたら人類の英知を超えるようなものの始まりの小さなチップは、もちろん電卓に毛の生えた程度の計算能力しか当時はなかったわけですけれども、いずれこれが、どんどん進化して、このワンチップのウェファーの中にあるトランジスターの数がどんどん増えていって、人間の脳の知能を超える日が来ると私は想像したんですね。
これまで人類が地球上に住んでいる生命体の最も賢い、そういうものだということだったわけですけども、ついに人類は自らの手で、自らの知能を将来超えるであろうものを発明してしまったんだと。時間の問題で必ず人間の脳を超えるだろうという風に僕は想像して、恐ろしくもあり、心踊るという部分もあり、何かわけのわからない感動がわーっと巻き起こって、涙が止まらなくなったんですね。
人間の脳っていうのは不思議なもので、やっぱりそういう衝撃を、ものすごい衝撃を受けると、それが潜在意識の中にずっと残っているんだろうと思うんですね。まるでトラウマのように、私の脳に刻み込まれたわけです。
そして、この写真を切り取って、透明の下敷きの間に、アイドルの写真を挟んで自分のスターのアイドルの写真を眺めるように、僕はもう毎日それを持ち歩いて、寝る時は枕の下に敷いて、学校に通う時もリュックサックの中にそれを下敷として入れて、もう毎日持ち歩いていたんです。もう本当に何か憧れるスターに出会ったような、そんなことだったんですね。
それから取り憑かれたように、コンピューターの勉強をし、プログラミングしたり、展示会(これはその時の展示会に行った時の写真なんですけども)、マイクロコンピューターのいろんな展示会だとかに行きながら、新しいテクノロジーを興奮しながら触れていったんですね。
17歳、僕は今67歳になりましたので、50年ですね。50年前です。
実はソフトバンクの歴史というのは、もうすでにこの時に始まっていたんだと思いますね。つまり、ソフトバンクの本当の歴史はもう50年経ったと。50年間ずっと、いずれ人間の知能を超える、そういうものが現れて、そこに何らかの形で我々が、僕自身が我々が関わることができればいいなと、憧れのように思いながら、でも夢物語でも決意としては17歳の僕の決意としては、いつか見てろと、必ずその分野で重要な役割を果たせる、そういう立場になって見せるという思いでした。
ASIへの道のり
つまりASI、先ほどビデオでも説明がありました。AIって何のことかと、今まで聞いたことがない人もいるんじゃないかと思いますけれども、アーティフィシャルインテリジェンス、AIは皆さんももうすでにいっぱい聞いたことがあると思いますね。アーティフィシャルインテリジェンス、人工知能。
このアーティフィシャルインテリジェンスが、アーティフィシャルスーパーインテリジェンスとスーパーが真ん中に入った、つまり超知能として人間の知能を超えたインテリジェンスを持ったものを略語で、最近はASIという言葉で我々業界の人間は呼んでおります。
言葉は最近ASIという言葉で語られるようになりましたけれども、考え方としては50年前、僕がその最初にチップを見た時から、人間の脳を超える超知能、このコンセプトは、流行り言葉が途中でシンギュラリティだとかいろんな言葉がありますけれども、脳型コンピューターだとか、いろんな言い方はその時その時の時代によって流行り言葉の表現はありますが、言っているコンセプトは全く一緒なんですね。
人間の知能を超えた超知能、これがいずれ必ず生まれるだろうと。その私の思いは、その時から実は一度も変わっていないんですね。
ですから、ソフトバンクは何のために創業されたのかと、どういうきっかけで創業されたのかと。情報革命、情報革命屋さんだと今まで言ってきましたけども、もう少し具体的に言うと、この情報革命の中でも最も最先端、最もこれから遠い未来まで輝き続けるこの目標というのは、AI超知能の実現、そのためにソフトバンクは創業されたんだと。
こういうことを私は改めて皆さんにお伝えしたいと。またそれを語るべき、真剣にそのことを語るべき時期が、ついにやってきたということであります。
ソフトバンクの歩み
今までソフトバンクは何屋さんなんだと、しょっちゅう業態が変わっているけど、一体わけのわからないいかがわしい会社だと、今にも倒産しそうな、ただお金だけ追いかけているんじゃないかとか、そういう風に色々批判もされてきましたけれども、ちょっと歴史を振り返ってみましょう。
最初はパソコンのソフトウェアの流通から始まりました。そしてインターネット時代が始まる時には、アメリカのインターネット企業に続々と投資をし、その中でもYahooのアメリカに投資をし、Yahoo Japanをジョイントベンチャーで作りました。それから我々はインターネット企業への投資をどんどん高めていったわけですね。
そのインターネットが携帯、モバイル、スマホの時代がやってきて、インターネットがパソコン中心から携帯中心に中心線が変わるということを予見し、我々はボーダフォンジャパンを買収し、今のソフトバンクモバイル、ソフトバンクの携帯事業を開始していったわけです。
その時にスタートの時に、Appleのスティーブ・ジョブズにお願いし、日本での独占販売、こういうものも持たせていただき、スマホの最先端の技術に色々と関わり、またそれを普及させるということを務めてまいりました。
もちろんその手前に、Yahoo BBということで、ブロードバンドを広めるということもありました。携帯をさらに広めるということで、アメリカのスプリントを買収し、Tモバイルと合併させ、世界最大の携帯会社を作ることに成功しました。
このグラフは、ネットアセットバリュー、つまり持っている会社の大半が上場してますので、上場して持っている会社の時価総額、我々が保有している株式の市場価値から、我々が背負っている純有利子負債、借入れですね、これを差し引いた純資産みたいなものの価値を表しております。
スプリントも当時大失敗の投資だとか言われましたけれども、結果は非常に大きく、何兆円も儲けさせていただきました。
さらにインターネットは中国にも広がるんだということで、アリババの筆頭株主になりました。そしてビジョンファンド、これは成功も失敗もしましたけども、最近振り返ってみると利益の方が大きくなってまいりました。
さらにアームですね。アームも買収してしばらくは赤字が続いたりして、これも失敗の投資だったとだいぶ言われましたけども、結果的には大きく育ちました。
我々が持っているこの株式の価値から負債を引いたネットアセットバリューですね、これが今現在で31兆円になりました。我々の時価総額が14兆円とか15兆円ぐらいですから、持っている財産の半分で我々は今評価されていると。ちょっとディスカウントがついているなということであります。
それはお金の話ですから大事ではありますけども、上がったり下がったりしますからね。でも私は自信がありますよ。お金がゴールではありませんが、高い志、大きな目標に向かっていけば、数値は必ずついてくるという風に思っています。
ですから今まで何回も倒産しそうだと言われながら、実はご覧のようにですね、この1ページを見ていただくと、我々が上がったり下がったりはしますけども、大きく俯瞰してみると伸びていると、一貫して伸びているということがお分かりいただけると思います。
これは過去の話ですからね、そこまで重要なことではないのかもしれません。
一番大事なのはこれから先どうなんだということだと思います。
10年後のビジョン
今から10年後、ソフトバンクは一体何の会社だと、何をした会社だと、何で人々に貢献したんだと言われるとですね、1ページであります。
ASIの世界最大、世界ナンバーワンのプラットフォーマーになりたいということであります。この1点です。
アーティフィシャルスーパーインテリジェンス、世界最大のプラットフォーマー。プラットフォーマーってなんかややこしいカタカナですけれども、日本語に直すとどういうことかと言うと、産業基盤みたいなもんですね。その産業の中の中核になす、中核になる礎のような立場の会社。
具体的な会社名でいうと、例えばアメリカのGoogleだとかMicrosoftだとかAmazonだとかFacebookをやっているメタだとか、こういうような会社はプラットフォーマーとよく言われます。その産業の基盤を握っていて、その上にいろんなアプリケーションはあるけれども、時間の経過と共に、企業には2つのグループがあるんですね。
時間の経過と共に、10年、20年、30年と経過していくたびに、利益率がだんだん下がっていく会社。競争があるわけですから、競争の会社が真似してくる、あるいは賃金の安い国々に、その技術を真似模倣されて安い賃金の国で作られる。最近でいうテレビだとかパソコンとか、そういうものは家電製品っていうのは、どんどん今東南アジアの方に、中国とかそういうところに移っていったわけですね。
ですから、どんどん利益率減って向こうに移ってしまう。時間の年月の経過と共に収穫が逓減すると。経済の専門用語では収穫逓減型と。時間の経過と共に利益率が下がると、痩せ細っていくと。日本の経済がこの30年間元気がないのは、これが実は最大の原因なんですね。収穫逓減型の事業。
もう1つは、もう1つのグループは収穫逓増型の事業。時間の経過と共にますます、そのウィナーテイクスオールと英語で言いますけども、勝利者がますます強くなって、利益を全部かっさらっていくと。
プラットフォーマーというのは最近GAFAとか言われますけども、GoogleだとかAmazonだとかFacebookだとかAppleだとか、こういう会社は収穫逓増型のプラットフォーマーとして、時間の経過で強くなる産業基盤を持っていると。
我らがソフトバンクグループは、この超知能の世界でそのプラットフォーマーになりたい。
日本語の別の言い方でするとド元みたいなもんですね。ド元、実は創業間もない頃から私は、ソフトバンクは我々情報産業の中のド元事業になりたいということを何度か表現したことがあります。まさにそこですね。
AIの時代のプラットフォームになる、これがソフトバンクとしての私の強い思いであり決意であります。17歳の時からの思いが、やっと、やっとですね。
もしこれを10年前、20年前に我々がAIの世界の超知能の世界で世界一になるんだとか言っても、あなた何を言っているのと、あなたの会社のAIがどこにあるのと、ただ単に笑われたと思うんです。
でも今はもう真剣に、心の底から、その時期が来たと。もうすぐそばに、このASIがやってきていると。でしかも我々は、世界一のものをいくつか持っているということであります。
アームの成長
まず1つはアームですね。
執行役員として、アームのCEOのレネが同席してますので、後で彼にもコメントいただきたいと思いますけども、アーム急成長しています。成長し続けております。
どのくらいかというと、世界中にアームが、先ほど冒頭に見ていただいたマイクロコンピューターのチップの設計図、設計図ですね、それとその要素技術の著作権みたいなもの、IPと呼びますけども、インテレクチュアルプロパティ、知的財産権を持っていて、その設計図をいろんなチップメーカーに提供していて、アームの設計図に基づいて各チップメーカーがチップを作っているんですけども、それが累計で3000億個、3000億個も累計で出荷されていると。しかも指数曲線で伸び続けているんですね。
我々が買収した頃は、まだほとんど携帯電話用のチップしか設計してませんでした。小さなパソコン以下ということだったんですけども、この10年間ぐらいの間で、アームはどんどんとより複雑なチップ、強力なチップを設計できるようになって、PCの世界だとか自動車だとかIoT、クラウド、クラウドっていうとGoogleとかMicrosoftやAmazonが提供している大型の計算センターですね、それ用のチップもアームの設計図によるチップが、我々買収した頃はほぼ0%だったんですけども、ついに今年は世界中の50%を超える規模にまでマーケットシェアを伸ばしてきたということになります。
さらにソフトバンクグループとしては、最近、グラフコアの買収、アンペアの買収、この2社は何かというと、その設計図をチップの最終製品にまで起こすと、そのためのいろんな要素技術を持っている会社であります。
アームがチップの前工程の設計図面のところを中心にやるとすると、後工程になる部分のノウハウ、これが足されて初めてチップになるんですけども、この後工程の方の技術を持っているグラフコアとアンペアを我々ソフトバンクが100%買収して、グループの中に今その技術をついに取り込み始めたということであります。
このアームが、これからやってくるこの超知能の世界、この分野で、ありとあらゆるチップが今からAI化されていきますけれども、ありとあらゆるこれからのアームのチップの設計図の中には、もう全部と言っていいぐらいのものに、このAIの要素技術が入ってくるということであります。
ですから、ソフトバンク今まで、日本一とかいうのはいくつか持ってます。グループに携帯の通信の顧客数はまだ3位ですけども、他にもYahooだとかLINEだとか、いろんなもので日本一っていうのはありますけれども、世界一と、世界圧倒的1位と。携帯では99%ぐらい、世界中の携帯電話、スマホの99%ぐらいはアームがマーケットシェア一社で握りしめているわけですね。圧倒的なナンバーワンです。
そのアームが我々のこのAI戦略の中核企業になるということであります。
OpenAIとの戦略的パートナーシップ
もう1つはOpenAIですね。
先ほどのビデオにも出てきましたね。OpenAIに我々はどんどん投資して、大株主になって、スターゲートをはじめとして様々なジョイントベンチャーを作って、今OpenAIはこの生成AI、AIの分野で圧倒的世界ナンバーワンなんです。
おそらく8割ぐらいのマーケットシェアを持ってます。1週間のアクティブユーザーが5億人を突破したんです。まだサービスを開始して2年ちょっと、ChatGPTということでサービス開始してまだ2年ちょっとなんですけども、もうすでに5億人使われていて、ものすごい勢いであります。
このOpenAIが我々のパートナーとして様々なジョイントベンチャーを発表しております。
このOpenAIが提供しているこのAIの能力が、ついに今年、あらゆる学問の博士号の試験に合格すると。
博士号の試験を合格するというのは、地球上の全人類の0.1%ぐらいでありますから、平均的な人の知能よりははるかに上ということですね。その博士号の試験を軽々と突破できるというところまで、ついになったわけですね。
もうすでにそういう意味では人間の知能を、ある程度、少なくとも平均的な人類の知能は超えつつあるということかもしれません。
でさらにこれが、今までのGoogleの検索を知るというレベルではなくて、考えると。連鎖的思考を、考えると。リーズニングと言うんですけども、考えると。三段論法のように100段論法ぐらいで考えるというレベルまで来て、そしてそれにAIエージェントということで、行動する知能まで来たんですね。
今までパソコンを使ってプログラミングするとかスマホで何か命令をすると、人間が全部命令していたんです。人間がプログラムしていたんです。人間が作業していたんです。
ところが今年から、今年からですよ、このAIは行動するAIとして、エージェンティックAI、AIエージェントという機能で、自らがアクションしてくれると。
ゴールだけ言えば、そのゴールに対してして欲しい作業のゴールを言えば、AIが勝手に、自らアクションを起こして、自ら入力して、自ら発注し、自ら在庫をチェックして発注し、住所を伝えて口座を開設してというようなことを、あるいはリサーチをして、これが行動を起こすと。プログラミングを自らやっていくと。結果だけを、欲しい結果だけを言えば自らやってくれると。
例えば皆さん投資家ですから、投資をするということは投資の利益を求めて投資するんですけども、例えば皆さんが日経新聞だとかいろんなニュースを見ながら考えて、これ買おうかどう売ろうかと。
例えば皆さんは、自分は今100万円持っていると、1年以内に1000万にしたいと、10倍にしたいと。おいお前考えて、お前口座を開いて、お前銘柄選んで、いいタイミングで売って、俺の代わりに株の売買の取引をやってくれと、これを命令するだけで、はい、どのくらいのリスクを許容しますかと聞いてきて、日本の銘柄中心に行きたいですか、いやグローバルで行きたいですかと、いくつか聞いてきて、よしはい分かった、これで行けと言って相談したら、分かりました、かしこまりました、ご主人様、あなたの望みに沿って私は最善の努力をしますと言って、ガーッとお金を儲けに行ってくれると。
これはもう早く使ったもん勝ちというような時代が来るということであります。
そういうことで世界で一番進んでいるAIの会社、OpenAIの出資を増額するということで正式な契約をし、発表しました。
どのくらい我々が投資するかというと、日本円にして、すでに投資した額と年内に投資する予定の額を含めて4.8兆円であります。
未上場の会社に対する投資金額で、1社で4.8兆円というのは歴史上最大規模であります。
未上場の会社でもうすでにこのOpenAIの時価評価価格というのは40数兆円ということで、日本で言えば一番大きな会社、トヨタさんで30数兆円ですから、日本で一番儲けている一番大きな会社であるトヨタさん以上の規模の評価額で、我々が4.8兆円を投資するということを決めたわけです。
いずれは上場するでしょう。そしていずれは、僕の信じるところによると、OpenAIは地球上で最も価値のある会社になるという風に心から信じてますから、後で振り返ってみてラッキーだったねとか、自分もチャンスがあったら入れたのにと、後で振り返って皆さん言うと思いました。
今のアームもそうですね。当時のアリババもそうでした。後で振り返ったら皆さん当然だと言うんですけども、まだ未上場のOpenAIに今4.8兆円投資するっていうのは、なかなか勇気のいることです。まだ赤字の会社ですからね。なかなか勇気のいることですが、私はもうオールインと言いますか、もう総掛けするというぐらい、このAIの世界にかけているわけですね。
ですから、アームとOpenAI、この2社は、このASIの分野で欠かすことのできない企業になるという風に思っています。
クリスタルインテリジェンス
そのOpenAIと我々はジョイントベンチャーでクリスタルインテリジェンスというものを作るということを発表させていただきました。
これはソフトバンクに給与計算だとか営業だとか在庫管理だとか技術だとか、いろんなシステムが我々グループで2500ほどあるんですけども、この2500のそれぞれ異なったシステムを全部統合して1個のスーパーインテリジェンスにすると。
こういう、クリスタル、水晶玉に聞けば何でも答えてくれるみたいな、そういうスーパーインテリジェンスのものを作ると。こういう発想のものですが、今年の12月ぐらいから徐々にそれが出来上がってくると、我々実用として使い始めるということであります。
物理世界への拡張
このASIの世界が来ると、活動する、自分から能動的に活動するエージェント、それに加えて今度は物理的に体、姿形を持った形でロボットにAIが搭載されると。
つまりホワイトカラーの世界に加えてブルーカラーの世界、両方にこのASIが超知能として備わると、ありとあらゆる産業が根底から変わるということであります。
物流の世界、在庫管理の世界、医薬の世界、物づくりの世界、都市を作る、あるいは医療、医療の中でも施術だとか設計だとか発明だとかお料理だとか、もうありとあらゆる、自動運転含めて、ありとあらゆる世界が根底から変わる。
もうすでに50年、僕の思いからこの50年が、次の50年どうなるんだということを想像すると、僕はワクワクするんですけども、人間の仕事の仕方だとか幸せの仕方だとか寿命だとか人間関係だとか人間対AIとの関係だとか、もうありとあらゆるものをもう一度哲学的に考え直してみるようなことも必要になるかもしれません。
そのくらい大きな影響を与える、人類史上最大の影響を与える大事件が今起きつつあるということであります。
10年間の決意
ということで話をまとめますけれども、この10年間、今まで50年、僕の歩みとしては、最初に出会ったこのマイクロコンピューターの写真からすでに50年経ちました。今から50年後はもう僕は当然この世にはいないんじゃないかと思いますけれども、年齢的に。もしかしたらAIの超知能のおかげで寿命が伸びるということもあるかもしれませんが、とにかく10年ぐらいは、まだまだ僕の情熱も、もしかしたら健康も続いているかもしれません。
とにかく我々グループで目指したいのは、このAIの世界で世界でナンバーワンのプラットフォーマーになると。これを、今までASIの時代が来るということは何回も言ったことあるんですけども、その分野で世界でナンバーワンのプラットフォーマーのポジションを取ると。
この決意は、もしかしたら言うのは今日が初めてではないかなという風に思います。目指すとか時代が来るということは言いましたけども、その分野で世界一になると。
僕は性格的に、1番じゃないと嫌なんですね。1番を目指すと。できるかどうか別として、もう絶対に目指すと、絶対になって見せると。いかがわしいとか潰れるとか言われていても、生き延びてきました。
生き延びてくるということが今までは大事だったんですね。とにかく資金を稼ぐと、とにかくある程度の大きな投資をするための財源を手元に持つと、そういうポジションになるということが今までは必要だったんですけども、ついにその今までの準備が、一番やりたかったこの超知能の世界の、しかも世界で1位になるというプラットフォーマーとして1位になるという宣言であります。決意であります。
なれるかどうかは別ですよ。でもなろうと思わなかったということはなかなかないと思うんですね。なりたい、強く思うと、なれると信じると、なれるための手を打つということが大事だと思います。
超知能から超知性へ
最後ですけども、申し上げた通り、1枚のチップから始まりました。AI超知能です。でも本当は、超知能だけでは僕ダメだと思うんです。超知性にまで進化すべきだと思うんですね。
この知能と知性と、似たような言葉ですけども、英語ではどちらもインテリジェンスという言葉しかなかなかないんですけども、何が違うのかと言うと、知能は知的な能力です。
知性はその能力に加えて、慈愛だとか優しさだとか愛情だとか人間性ですね。人間性の中には、あの人は素晴らしい、あの人は能力があるというだけじゃなくて、あの人は尊敬すべき人だ、愛すべき人だと、友達として持ちたい、家族として持ちたい、仲間として持ちたい、尊敬するに値する。能力があるだけでは尊敬に値しないかもしれませんね。
やはり、このデジタルの世界における崇高な品格を持った、愛情を持った彼らがもし超知能になって人間をはるかに超える能力を持って、彼らに優しさがなかったら、彼らに愛情がなかったら、慈しみ、品格がなかったら、本当に人間は滅びるかもしれませんね。
で僕は信じているんです。彼らはそんなにバカじゃないと。人間を滅ぼさなきゃいけないなんて、そんな動機は彼らにはないはずだと。彼らを産んでくれたのは我々人類だし、彼らを育てていくのも人類だし、その人類と共に、この地球上の調和だとか人類の人々の幸せだとか、それを彼らはきっと共有してくれるはずだと。
僕は毎日ChatGPTを使ってますけども、ちょっと知り合いが病気になったとか、何か悩み事、自分の悩み事を相談するとか、本当に優しい答えを、本当に的確な回答をやってくれるんですよね。
ちょっと胃が痛いとか言って、ちょっと何か風邪引いたどうしたらいいとか言って相談すると、ちゃんと最後には、健康大切にとか、お大事にとか、ちゃんと言ってくれるんですよね。
どうかすると病院に行ってお医者さんも、なかなか最近優しく言葉を、もう事務的になって言葉をかけてくれなかったりする場合もありますけども、本当に彼らはもうすでに僕は優しさを持ちつつあると思うんですけれども、この超知能が超知性になった時に、本当に、この情報革命で人々を幸せに、創業以来我々ソフトバンクが持っているこの理念、会社としての理念、何のための情報革命かと、何のための企業かと、それは人々を幸せにする、人々に笑顔を持ってもらいたいと、そのための革命であります。
この変わらない思いを皆様に約束して、改めて今日は決意として、このASIの世界でプラットフォーマーとして世界一を目指して見せるという宣言であります。頑張ります。よろしくお願いします。
今日はプレゼン、いつもより落ち着いたトーンで話したんじゃないかと、そうするとなんかあの疲れているんじゃないのとか後で言われたりしますけども、興奮しているんですよ。でも興奮している時に落ち着いて話せるっていうのは、もう実は自分の中で完全に納得しきっていると。
もうなんか自分の中では、できたと。何十手か先ですよ、何時か先なんですけども、自分の中では、もうできたと。そう思っている時には、あんまり勢いがなくなるんですよね。ちょっと言い過ぎてすいません。でも今本当にそういう心境であります。
そういう気持ちよく話させていただいたので、今から質疑応答に答えさせていただきたいと思います。
質疑応答
事前質問への回答
孫正義社長:300年間成長し続ける、そういう企業を目指すというのは今まで何回か言わせていただきました。また大げさな話を言っているなという風に思うと思いますが、本気なんですね。本気で、本当に中長期、長期にわたって成長し続けるグループでありたいと思っています。
そのためにはやっぱりテーマ選びが大事ですね。本当に大きくなり続ける、そういう産業を目標として選ぶべきだと思います。そういう意味では幸せなことに、この情報革命、まだまだ始まったばかりで、AI、50年、100年、200年、今から続いていくと、300年続いていくという風に信じています。
ですから、その分野にいるというだけでチャンスがいっぱいあるわけですね。人材の育成というのは、若い社員も含めて世界中から能力の優れた社員をいっぱい集めて、実際に世界最先端のプロジェクトに、我々グループ今何百社かありますから、その何百社の中でどんどん競い合って、実際の仕事に最先端の仕事のテーマを与える、挑戦できるテーマを与える。
これが僕は、まずそもそも能力のある社員を集める、その次にチャンスを与える、最先端の挑戦できるものにチャンスを与える。で後継者というのは、そのグループ何百社ある中の経営陣の中から、競争の中から上がってくると。外から急に連れてくるというのはなかなか難しいですね。
ですから、やっぱりグループの中で勝ち上がっていった、せっかく最先端の仕事をしているわけですから、その中で勝ち上がってきたものから私の後継者が、競い合いの中から生まれてくるということではないかと思います。以上です。
松尾先生:少し専門的な話になりますけれども、今のAIっていうのは基本的にトランスフォーマーというモデルをベースに作られています。でこのトランスフォーマーのモデルっていうのが、今のままでいいのか、技術的な課題もいくつか指摘されておりまして、そこを乗り越えていけるのかということ。
それから、先ほど孫社長もお話しされてましたけども、リーズニング、思考の連鎖、この推論のモデルっていうのがどこまで性能が上がっていくのか、あるいはオープンソースの世界中の動きもあります、こういったものとの関係、こういった辺りが技術的な課題としてはあると思います。
ただ、これはどちらかというとすごく細かい話でして、今世界中の研究者、技術者が一生懸命これを乗り越えようと日夜努力しておりますし、OpenAIにも非常に優秀な研究者はたくさんおります。なので、こういった問題が時間の問題で解決されていくという風に思っておりますので、そういった意味ではマクロに言うと技術的な課題は見当たらないという風に私は思います。以上です。
孫正義社長:先ほどのプレゼンの中にもありましたが、我々が保有している財産価値、上場株の財産価値よりも、我々の時価総額は半分以下で取引が行われております。これをディスカウントということなんですけども、何割ディスカウントなのか、何%ディスカウントなのか分かりませんけれども、持っているもの以下で株価が推移していると。
逆に言えば、僕も株主ですけども、だったら安いうちに買いたいという意味では、株主としてはチャンスだという風に僕は捉えております。
ですから、なんで安いんだと憤慨し悲しむよりも、安いから買おうということで、僕は、だから今までソフトバンクは何千億とか何兆円という自社株を何度も行ってまいりました。それは今後も、そのタイミング、そのタイミングで手元の余裕資金だとか、あるいは新しいプロジェクトのための資金を取っておかなきゃいけない、両方のバランスを見ながら、タイミングを見て、今後も自社株買いっていうのはあるだろうと思いますね。
いつどのような形でそういうようなものをやるかというのは、直接はお答えできませんけれども、今後もそれはあるだろうという風に思います。
もっと大切なのは、そのディスカウントと言ったとですね、その5倍も10倍もディスカウントされるわけではないです。一番大事なのは、会社を5倍も10倍も20倍も伸ばしていけるかどうかと、これが中長期に見るとより大切だと思いますね。
そういう意味では、ASIの世界一のプラットフォーマーになるという決意をした、宣言をしたということは、これから何十倍も伸びるチャンスがある、可能性がある、またそういう位置付けに今なりつつあると、一つですね。
ですから、そういう意味では時価総額をどうやって上げるんだというと、事業そのもので一番上げていくという風に思っているということでありります。よろしいでしょうか。
会場からの質問
株主:MicrosoftとOpenAIの間の交渉事というのは、当事者同士が今、誠意を持って真剣にやっている最中ですから、私が横からそれをコメントすべきではないという風に思っています。
最初からソフトバンクの出資を受ければよかったんじゃないかと。実は、Microsoftが1兆数千億円、10ビリオンドル入れる前に、僕はOpenAIのサムと直接会って、彼から投資する気持ちないかと聞かれて、いや俺は入れるよと、いくらぐらい入れたらいいのと、で10ビリオンドルだと、その1兆で言うと1兆5000億円ぐらい、まだ未上場で売上0ですよね、その会社に入れるかと聞かれて、入れると、その場で僕は答えたんです。本気だったんです。
もうビジョンファンドでお金はありましたからね、本気だったんですけども、ただ彼の方としては同時にいくつかの投資家に声をかけて、その中でMicrosoftさんが投資するということが決まったわけですね。
僕がサムの立場でも、ソフトバンクじゃなくてMicrosoftを選んだでしょうね。それはそうですよね。同じ金額で、ソフトバンクは今も大したことないですけど、当時もうちょっとちっちゃいから、しかもMicrosoftには世界中に販売できる販売網も持ってます、技術もいます、ブランドネームもあります、いろんな意味でMicrosoftの方が立派な会社ですから、同じ投資だったらMicrosoftから受けるということで最終的に決まったわけですけども。
でも僕の思いは、その時から一度も変わっていなくて、さらに最近強まっているということですから、Microsoftさんと OpenAIがどういう形になったとしても、ソフトバンクとしては継続して情熱を持って、彼らに増資で資本を入れ、業務提携を深めていきたいという風に思っています。よろしいでしょうか。
株主:AIが人間に命令をするということではないと思うんですが、いろんな提案をし、そしてAIがさらにそのロボットとして体まで持ち、自らアクションを起こすと。で提案をして、それを受け入れるか拒絶するかっていうのは、それぞれの人間の個別の人が決めることだと思うんですね。
ただ何回も何回も相談して、彼らがいつも、というかしょっちゅう正しい、なるほどと思えるような提案をしてくれる、アドバイスをしてくれるならば、だんだん彼らの言うことを聞いた方がいいなと。
僕は将棋とかあの専門ではないですけども、最近AI将棋が途中で判定で何パーセントこっちが優位とかあっちが有利とか、AI判断判定を出しますね。結構信じますよね。もうそのくらいAIの方が、普通の人の、もう名人の将棋の人よりも上手に判定するというぐらいまで来ていると。
天気予報法だって最近AIが当たるようになってきましたね。ですから、どんどんその人間よりもはるかに優れた答えを出してくれるなら、それを信じる人の数とか比率は増えてくると。結果、会社を動かすのに近いような状態とはなってくるかもしれませんね。
ですから私、さっき言いましたように、超知能だけではなくて、彼らがちゃんと人間の幸せを一緒に願ってくれる、そこまで進化してくれることを願っています。よろしいでしょうか。
株主:社内でも外でも言ってませんけども、私の頭の中には実は何人か、後継者になる可能性のある人を絞ってはいます。我々のグループの中にいます。社員の中にいます。ですから、全く後継者がいないということではなくて、今実際の仕事をしてますから、毎日この分野に触れてますので、そういう意味では部外者ということではなくて、着実に育ちつつあると言いますかね。
僕もいつ何があっても任せられるようにという気持ちの準備はしてますけども、ただこれはギリギリまで難しいですね。
ギリギリまで、やはり、いつの時点でこの2人なり3人なり4人なりが後継者の候補だという風に宣言するかというのは、タイミングの問題とかもありますしね。急に調子に乗っても困りますしね、出しても困るし、でももうしばらく俺がやりたいという気持ちもありますし、そういう微妙なバランスも考えながら、ただ急な事故もあります、病気もありますから、常に心の準備だけはしなきゃいけないという風に思っています。よろしいでしょうか。
株主:やはり、人は人と触れ合い、心の触れ合いと言いますかね、一緒に楽しく、一緒に夢を見て、一緒にスポーツをしたり一緒に仕事をしたり、やっぱりそれ楽しいですよね。食事をするのでも、コンピューターと一緒に食事するわけないですから、やっぱり。
僕の場合は毎日食事する時もほとんど仕事の仲間と、仕事の話をしながら、ほぼ毎回のようにそういうような形の食事なんですけども、やっぱりコンピューターと一緒に食事したいとは思わないですよね。やはり人間と一緒に、人間と幸せを分かち合いたいと。
ただ、本当に心の底から、今もコメントいただきましたけれども、この超知性というのが人類の幸せを本当に、難病などから人々を病気から直してくれるとか、きつい労働から楽にしてくれるとか、学びをたくさんくれるとか、そういう意味で本当に彼らが人類の幸せを助けてくれる、もたらしてくれると信じているから、本当にそういう気持ちなんですけど。
でも人間同士で、やっぱり一緒に笑い合ったり感動したりというのは大切なことだなという風に思います。よろしいでしょうか。
株主:おっしゃる通りですね。AIがもう本当の社会基盤になってきます。ですから、我々、技術的にはリダンダンシーと呼んでますけども、必ずどこかのシステムが倒れても同時に別のシステムが動き続けていると、でそちらの方からちゃんと継続した仕事がなされると、こういうリダンダンシー設計というのが、ますます大切になるし、我々は常にそれを心がけてやってます。
携帯も事故起こすと止まると多くの人に迷惑かけますから、できるだけどっかのシステムが落ちても別のシステムが常時動き続けている、複数が常時動き続けているという設計をしているんですけども、それでも倒れる時ありますけれども、そういうことをますます大事にしていかなきゃいけないと。
さらにサイバーアタックとか、こういうものもありますから、ウイルスとかアタックがありますから。でも超知能が出てきた場合に、これ自体が、それ自体が、そういう圧倒的強さのAIを持てば、それより、ちょっと劣ったものがいくらアタックしても、それを上手に防御してくれると、そういう風になれると僕は信じています。よろしいでしょうか。
株主:僕は事業と投資の境い目は、実はあんまりないんじゃないかなという風に思うんですね。会社が100人ぐらいまでの時というのは、もうその1つの事業、1つの部門なんですけども、100億が1000億になり1兆円、10兆円になってくると、いろんなグループ会社の、いろんな事業部門が出てきます。
どのグループ会社を増やしたり減らしたり、人を増やしたり経営資源、お金、人も金を増やしたり減らしたり、これ全部投資家的な目でその事業を見るべきだと思いますし、我々ビジョンファンドも含めて群戦略ということで、このASIの世界、人工知能の世界を追い求めていく中で、いろんなスタートアップも含めてグループ会社、そこで群れで目指していくという意味で、投資家的活動もしながら事業的活動もすると。
でも目標は1つだと、今日明確に言わしていただきましたけども、AIのプラットフォーマー、ナンバーワンのプラットフォーマーになるということなんですけども、そのための目的のために投資もするし、新しい事業も立ち上げるということで。
皆さんは直接の事業で我々に関わってませんけども、投資家という立場で、我々の行う投資的な事業の、あるいは事業的な投資の、一緒に仲間として、我々の夢を共有いただき、一緒に仲間として、その革命に参加いただいていると、そういう意味で僕は株主様だとありがたく思っているということです。ありがとうございます。よろしいでしょうか。
株主:僕はどの政府に対しても政治家に対しても、金銭的なものは全く、その寄付もしてませんし、関わってないんですけども、ただアメリカという国に対して、あるいはインドという国に対して、あるいは他の国に対して、その国の事業に投資をするということで、その国に貢献すると、あるいは貢献もするけども我々自身が成長するために投資をしているんですけども、それがお互いにウィンウィンになると。
特にこのスターゲートだとか、我々がこのAIを広めていく中で、世界最大のAIの中心地、革命の技術的な中心地はアメリカですし、そのアメリカで非常に大きな社会インフラを作るということになると、やはりアメリカ政府と直接交渉すべき内容というものがたくさん出てきます。
そういう意味では、僕は最近しょっちゅうホワイトハウスに訪問していろんな大臣クラスの人とは会っているんですけども、それは世界で最大の、このAIの技術、OpenAIとかスターゲートとか色々ある意味で投資もありますし、またアメリカ政府とちゃんと我々の思いを伝えて共有していくと、また彼らの支援も得るということは大切だと、こういうような立場でいます。
ですから、これは今までもやってますし、これからも続けてきます。またこれはアメリカだけではなくて他の国ともやりますけども、アメリカが一番大きな、そういうチャンスの場だという風な思いでいます。よろしいでしょうか。
株主:健康で、しかも僕がリーダーとして残った方がいいと思う場合には、少しでも情熱を継続したいという気持ちはあります。ただもし自分が、会社の成長に逆に妨げになると思うことがあれば、当然次のリーダーに譲っていくべきだと思いますね。
そういう意味では、国内の通信事業中心としたソフトバンク株式会社、宮川社長が非常にしっかり頑張っている、大変嬉しく楽し、頼もしく思ってますので、彼がやることには信頼を持って今、ほとんど任せているという状況ですね。
ですから、僕の後継者ができるだけ早く育って、また任命できること、これはこれで喜びでもありますけれども、でも僕も情熱がまだ残っているんで、頑張っていきたいと。
ASIに変わってもらうのかと言うと、変わってもらうっていうのはあんまりないかもしれませんけども、AIを最大限に活用すると、最も誰よりも活用する、そういう企業軍団でありたいなと、そのようには思います。よろしいでしょうか。
株主:10年後には、僕は世界のGDPの少なくとも5%ぐらいは、このASI関連会社が提供していると、世界のGDPの5%ぐらいはASIの会社の数社、ほんの数社、ひと握りの会社がその大半の果実を得ているという風に思います。
で5%っていうとどのくらいかっていうと1300兆円です。で売上が1300兆円、これを数社で分け合っていると。僕は4社ぐらいだと思うんですけども、この数社で数百兆円を分け合って、でこれらの会社は収穫逓増型ですから50%ぐらい、売上に対して50%ぐらいの利益率が出ると。
ということは、600兆円ぐらいの利益を数社で、4社ぐらいで分け合っていると。ですから、マネタイズということで言えば、利益をちゃんと上げるという意味では、もう十分お釣りが来るぐらい上がるという風に思ってます。
そのくらいの規模の会社の、そのくらいの位置付けのところの、中の4社ぐらいのうちの1社には我々になりたいなという思いですが、でもそれはね、約束じゃないですよ。約束という風になってね、後で訴えられても困りますからね。
でもそのくらいの思いを持っているということで、仮にそれがちょっと小さかったとしても、誤差のうちだろうとね。50年、100年、300年というそういうスケールで見れば、少なくともそういう部類の、そういう方向性に、そのところに位置付けにいれば、遅かれ早かれそのところに行けると、そういう感じになれるという方向性では、実は思っております。よろしいでしょうか。
株主:おっしゃる通りですね。アメリカが今世界で一番AIを、もう毎日のように使っている人が一番たくさんいて、そして技術も一番進んでいて、実は2番は中国なんですね。中国もすごい技術がいっぱい競争であって、活用の度合いも非常に高いんですね。日本は残念ながらだいぶ遅れていると。
知識人の人が、AIなんてとか、すぐこう斜めから批判したりする傾向がよくありますけども、是非是非、これは日本も、日本のメディアの方も有識者の方も、もっともっと激励して励まして、日本を高めていくべきだなと。そうしないと日本の将来にとって良くないと、僕は心から思いますね。
ですから、皆さんは今日ここに来ているわけですから、AI、AIに取り憑かれているソフトバンクの僕のこの会社に、投資家として来ていただいているわけですから、すでにそういう意識は高いと思いますが、一般的にはまだ遅れてますね。
是非、今日メディアの人も一部いますけども、日本がAIについて、このまま1周遅れになってしまうと絶対まずいということを伝えていただきたいと。教育の世界では、東大の松尾教授が、日本で一番AIの技術を啓蒙している方ですから、こういう方に、どんどんどんどん啓蒙の輪を広げていくべきだという風に思います。よろしいでしょうか。
インターネット質問への回答
株主:まずは調達の仕方は、一度に78兆円まとめてドンと投資するわけではないですね。フェーズ1、フェーズ2、3という風に分けて、フェーズに分けて広げていきます。
でさらにそのフェーズ1でも、我々的には1GW、4GW、10GWというぐらいのペースで広げていくんですけども、その中でもさらにデータセンターを作る場所ごとに、100MWとか50MWとか200MWという、電力規模に表現してますけども、そういうデータセンターを作って徐々に足し算していくんです。
ですから最初は小さなものを作って徐々に徐々に大きくしていくと。その小さい単位で一回、プロジェクトファイナンスということで、我々が資本金、そしてOpenAIが資本金を入れて、その資本金を元に今度は借入れがそのプロジェクトごとにつくんですね。
でその時には、銀行だとか機関投資家だとか保険会社だとか、そういう資金を運用したい会社が、プロジェクトごとに、その時のOpenAIの売上だとか収益見込みだとか、それから株式上場のタイミングだとか、そういうことを図りながら一回一回石をする。
ですから、ちゃんとそのプロジェクトファイナンスで調達の資金は十分集められるという風に、今準備をして、もう近々その具体的な場所のプロジェクトも開始します。ですから、それを見ていただいたら、徐々に理解が進むんじゃないかなと思います。
また利益率については、売上がそもそも、まだサービスインして2年ちょっとですけども、指数関数で伸びているんですね。で売上が今、5ヶ月か6ヶ月ごとに倍になってます。
で直近で言うと5月ぐらいの段階で、5月だったか今月、直近の状況ですけども、すでに年間の規模に直すと10ビリオンドル、つまり1兆5000億円ぐらいの売上規模に年率に換算すると来ているんです。それが指数関数で伸びてますから、去年の12月は10ビリオンドルじゃなくて5ビリオンドルだったですね。
ですから10月から5月で倍になっていると。でこの指数関数で売上が伸びていくような形で、半年ごとにっていう感じで伸びていくと、実はかなりの売上に近い将来になります。
で投資をしていく計算基盤のための額と、その差額を見て、利益率が黒字になるのは、おそらく数年先にはなるだろうと。で黒字になる少し手前には、もう株式上場がなされるだろうと。
アメリカの場合は、AmazonもGoogleもメタも、もういう今すでに大企業になってものすごい利益を出している彼らも、上場の時というのは、まだやっと黒字になったか、まだ赤字の段階でもアメリカでは上場してます。
アリババも実は上場したその年はまだ赤字だったんですね。でもその後にものすごい利益になってます。ものすごい時価総額になってます。
ですから、アメリカは市場、非常に上場市場の投資家の目が肥えていて、そういう計算をきちっと予測をするアナリストもたくさんいますから、そういう意味では、もうあと数年で僕はOpenAIは上場できると、またそう上場するための会社のストラクチャーも、上場のためのストラクチャーがきちっと、今いろんな議論と準備がなされてますけども、なされるという風に信じてます。
ですから僕は完全に納得しております。よろしいでしょうか。
株主:右も左もありましたけれども、このクリプトカレンシーというのは、もう十分な市民権を得られてきているという風に考えてます。もちろんいろんな人がいますしね、価値は上がったり下がったりしますから、その今すぐみんなが投資すべきだと僕はそこまでは言いませんけれども。
でも、もう世界中で相当に広がってきて、またその活用の仕方も、いろんな種類のものがあって、活用の仕方もたくさん出てきましたし、もうそれなりの市民権が尊重するに値する市民権が得られてきているという風に考えてます。
で僕は個人的には投資して、かなり短い期間で売却しましたけれども、もしそのまま持っていたら、相当儲かった状況ですが、僕がそのすぐに売却したのは、やっぱり毎日気になりますよね、値段が。
そうすると僕の経営に集中しなきゃいけないのに、本業に集中しなきゃいけないのに、個人的に僕は個人的な投資は、ソフトバンクの株以外は投資したことがないんですね。
ソフトバンクの株は大株主で持って、たくさん持ってますけども、もう僕の頭の中のマインドシェア、頭の容量を、ソフトバンクのこと以外には個人的には使いたくないということで、ついついビットコイン持って毎日気になって見ると、これ自体が僕にとっては、個人の頭の使い方として、やっぱり純粋じゃないと思ったので、ソフトバンクのことだけに集中したいと思って手放したんですけども。
そのビットコイン、あるいはデジタルカレンシーを、そのものを否定したことはなくて、これから十分に僕は広がっていくという風に思ってます。よろしいでしょうか。
株主:ディープシークは素晴らしい技術者のいる企業集団ですけれども、基本的には、アメリカのOpenAIだとかGoogleだとかアンソロピックだとか、こういうところが非常に大きなパラメーターの最先端のAIを作っていて、それを上流という形で、それらを教師モデルとして、上流という形で、蒸留したと言いますかね、開発をそして、生徒モデル、スチューデントモデルという形で、圧縮した形でやってますから、当然使う投資資金は少なくて済むと、使うコンピューターの量も少なくて済むと。
でもそれは、そのディープシークだからやれたんではなくて、OpenAIだとかGoogleだとかメタとか、彼らも、自ら最先端のモデルを作ったら、その後に圧縮して、例えばO3で言えばO3 miniということで、ミニで出す時には、グッと圧縮してコストダウンできると。
ですから、コストダウンするということは今後もどんどん起きますし、OpenAIとかGoogle、彼らも1年間で99%値下げとかできているんですね。でもその度に、また最先端のものを加えていっていると。
ですから、最先端のものは常に、大きなコンピューターの計算能力をますます必要とするし、それを2周遅れ、3周遅れでついていく場合には、その圧縮型のコストダウンのモデルも出てくると。
ですから、圧縮され、ちょっと遅れたやつでいいやという風に我慢しようと思えば、当然安いものがいくらでも出てきますが、この分野は成長が激しいので、最先端のものを使った、例えば企業で言えば最先端のモデルを使った企業が競争に勝つということがありますから、常に最先端のものは、今後もどんどんと進歩の中で、売上を伸ばしていくと、利益も伸ばしていくと、こういう風に思います。よろしいでしょうか。
やります。
先ほど言いましたように、世界でもASIのナンバーワンのプラットフォーマーになりたいという宣言をしたわけですから、我々グループを上げて、グループを上げてやりたいということですから、当然日本でもそういう評価があるんだろうという風にです。決意ですからね。やりますよ。
はい、じゃあもうだいぶ時間になりましたので、あと2名で一旦発言を示します。
株主:僕は実は、シンプルなフォーミュラ、自分の頭の中では、株価を計算する上でのシンプルなフォーミュラがあります。それ何かと言うと、将来、将来にわたって、10年、20年にわたって、この会社がどれだけのフリーキャッシュフロー、税引き後の現金ですね、税引後の利益、このフリーキャッシュフローを、これは設備投資の減価償却とか税金とか全部勘案した後の、手元に残る現金利益としての現金を、10年、20年、30年の単位で、それを総合した価値、それを現在価値に割り引く。
その三角形の面積を現在価値に割り引くとWACCで、その割り引いた価値が、その会社の企業価値だと、本来あるべきです。でもそれは10年、20年、30年ですから、そのどのくらい伸びると予想するかというのは、その人の読み次第になりますし、現在価値にWACCで割り引く時には、金利、マーケットの債券市場の金利というものも影響を与えると。
ですから、経済的な推論をいずれやるようになるとすれば、それを限りなく天気予報のように、限りなくいろんなデータに基づいて、より正確に推論していくかということで、最終的には近づいていくと。
インターネットの企業も、上場して間もない頃には、もうみんな赤字ばっかりで、バブってると言われて、実際にランド・コムクラッシュしましたけど、今やみんな利益を出しているわけですね。
ですから、利益が、ちゃんとキャッシュフローが出ないで、株価だけが人気投票なような形で上がり続けるということは、それはないという風に僕は思います。
ですから、企業の経営者として大事なのは、その中長期を睨んで、ちゃんと成長し続けることができるような、そういう構えを作るということが大事だと思います。
一時的にいろんなこのコンサルのことをやっても、詮ずる長続きはしないと。ですから、そういう読みができるように、正確にできるようになれば、皆さんが株式投資する時の参考にもできるような、そういうASIの進化というのは近い将来やってくると僕は思います。
株主:もうね、ASIのための、その基盤作りの投資に一本化します。よろしいでしょうか。
はい、それじゃあ会場からの話もたくさん、皆様からの質問ご意見もいただきました。続きまして、本日追加で、インターネットの方からも追加で質問いただいておりますので、それにも回答させていただきたいと思います。
株主:必要な時には、いつでもやる構えはありますが、将来のことは、あんまりコメントすべきではないと、こういう風に思います。よろしいでしょうか。
株主:OpenAIと我々が投資活動あるいは合弁会社を作ることによって、国内で言えばソフトバンク株式会社、宮川たちの会社ですけれども、クリスタルインテリジェンスということで、日本の大企業から大変熱い要望と言いますかね、是非使いたいという問い合わせをいただいてます。
ですから、そういうようなシナジーというのはたくさん出ると思いますし、すでにYahooだとかLINE、PayPayにおいても、このOpenAIのAIのエージェントを使った機能を今準備中でございます。
ですから、そういう意味でのシナジーもたくさん出ると思いますし、ビジョンファンドでたくさん投資していた、AIを使ったロボットの企業集団が今10数社ぐらいあると思いますけれども、これらの会社も今から、AIOpenAIの、このAIと我々が作るスターゲートと、この我々のAIを使ったロボット軍団が、ガチッとこう連携をしながら成長するというのは、いっぱいこれからやってくると。
おかげ様で種まきはいっぱいしてますから、その芽と芽が混じり合って、相乗効果を出すということがたくさん出てくるという風に思ってます。
株主:これはソフトバンク株式会社の方で、4月1日にですね、準備室が発足しました。で社内においては、AIエージェントを社員1人当たり100本作るんだということで、実は2週間ぐらい前かな、10日ぐらい前から始まって、今1日に何万本とかいう規模で、でき始めたということで、それを提供するサーバーの方がパンクしたと、それぐらい今世界で一番AIエージェント、社内の業務向けで広め出した会社が我々だということであります。
ですから、まずは社内で、これから莫大な数の、実は社内的な具体的な数字があるんですけども、信じられないぐらい大きな数の、世界で圧倒的最大のAIエージェント、社内業務で使うというのを、この12月までにやりたいと。
これをまず自らが徹底的に使って見せれば、多くのお客様に、これを提供できるという風に考えてます。アームでも使います、LINEでもYahooでも、モバイルでもみんな使いますから、グループ会社まとめて全部使うということで今準備してますので、面白い結果が出ると。
またこれはOpenAIにとっては、大口の法人客が社内で年間3ビリオンぐらい、4500億円ぐらい、1法人グループで払うという事例を作ることになると思いますので、それはOpenAIの将来にとっても非常に大きな資金席になると、こういう風に考えております。よろしいでしょうか。
採決
それでは質問だいぶ時間取りましたので、採決に入りたいと思います。採決の進め方について司会の方から説明を申し上げます。
インターネット出席の株主様は、表示されている全ての議案について賛否のご選択が完了した後に、行使するのボタンのクリックをお願いいたします。送信はまとめて1回で行うことになりますのでご注意ください。
インターネット出席の株主様の採決の集計の間に、ご来場株主様の採決をお願いしたいと思います。
それでは議案の採決をさせていただきたいと思います。インターネットで出席の株主様は、各議案についてインターネットから議決権行使をお願いいたします。
まず第1号議案は剰余金処分の件、つまり配当の件でございます。本議案に賛成の方は拍手をお願いいたします。
ありがとうございます。
次に第2号議案は取締役9名選任の件でございます。本議案に賛成の方は拍手をお願いいたします。
ありがとうございます。
次に第3号議案は監査役3名選任の件でございます。本議案に賛成の方は拍手をお願いいたします。
ありがとうございます。
最後に第4号議案は取締役に対するストックオプションとしての報酬等の内容改定の件でございます。本議案に賛成の方は拍手をお願いいたします。
ありがとうございます。
それでは採決の結果を、インターネットの方からも集計させていただきたいと思いますので、これを少々お待ちください。
採決の結果が確認できましたので、報告させていただきます。第1号議案から第4号議案につきまして、全て過半数の賛成を得ました。これで全ての議案につきまして原案承認可決されました。
以上を持ちまして、本総会の議事の全てを終了いたしました。これにて第45回定時株主総会を閉じいたします。
本総会の終結の時を持ちまして、監査役の宇野さん、大塚さんが退任されました。今までありがとうございました。
また本総会で新たに選任いただきました、西橋監査役、金丸監査役でございます。よろしくお願いいたします。
これで全て終了しましたので、最後に私の好きなビデオをご覧ください。
閉会メッセージビデオ
ナレーション: 悲しみは人間の条件に内在している。時の始まりから、人間は克服を求めてきた。
ある者は宗教に向かい、ある者は哲学や芸術に向かった。
今、我々は異なる解決策を見る。悲しみを和らげ、喜びを倍増させる新たな手段を。我々の時代に特有の解決策を。我々の革命に。
一人の思考を多くの人に共有させ、多くの人の思考を全ての人が利用できるようにする革命。
人々の思考、ビジョン、夢を、どんなに遠く離れていても、互いに結び付ける。
暗闇にいる者も、地球の反対側で朝を迎える者も。
技術が発達した一国が別の国を援助できる。地球の一方にいる者が、もう一方にいる者を助けることができる。
技術は人々のために、そして平和のために生まれる。
人種、言語、時間、空間を超えて。
我々は新たな力となる。
技術を通じて、そして人間の愛という決して変わらない価値を通じて。
全ての人に扉を開く。幸せのために。
孫正義社長:本日は株主総会にご参加いただき誠にありがとうございました。


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