量子コンピューター 量子コンピューティングで奇妙なことが起きている
量子コンピューティングの世界で不可解な動きが相次いでいる。IBMのロードマップから具体的なキュービット数の目標がいつの間にか消え、代わりに実用性の乏しい成果や曖昧な「量子中心型スーパーコンピューティング」といった新しい言葉が登場している。本稿では、量子ビットの仕組みや量子もつれによる計算上の優位性を解説しつつ、各社が静かに目標を下方修正してきた経緯、米中両政府による巨額投資の実態、そして量子ウェハーなど専門用語の中身を検証する。暗号解読以外に明確な実用例が乏しいまま巨費が投じられている現状を、核融合技術との比較を交えて論じる内容である。