宇宙開発 原子力は私たちの月面基地を存続させることができるか? | タイラー・バーンスタイン | TEDxPaloAlto
月は自転周期の関係で、極寒の夜が14日間続く過酷な環境である。太陽光発電に依存する探査機はこの長い夜を生き延びることができず、継続的な月面探査の大きな障壁となっている。一方、中国の探査機や過去のアポロ計画では、放射性同位体動力システムを利用してこの課題を克服し、月面での長期稼働を実現している。アメリカが計画する恒久的な月面基地の建設には、多数の機材が月の夜を耐え抜く必要があるが、従来の希少なプルトニウムに頼る製造手法では供給が追いつかない。現在は核廃棄物を再利用して燃料とする新しい技術開発が進んでおり、この動力システムの量産化こそが人類が月に定住するための最大の鍵となる。