イーロン・マスクが予測する未来 – 人型ロボットの社会進出が各国のGDPを押し上げる

AIに仕事を奪われたい
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Elon Musk Predicts a Future Where Humanoid Robots in Society Will Increase Countries GDP
#elonmusk #tesla #spacex About Elon Musk:Elon Musk is a businessman and investor best known for leading SpaceX and Tesla...

ロボットにはGDPを支える可能性がありますな。はい、Optimus 2そしてまもなくOptimus 3の成功おめでとうございます。2040年までの人型ロボットの数についての予測はどのくらいの規模になると思われますか?
そうですね。2040年までには、人型ロボットの数が人間の数を上回ると考えてます。100億台くらいですかね。
人型ロボットの価格設定については、あなたは予測が上手いですが、タイミングについては時々ずれることがありますね。
はい、タイミングについては楽観的すぎることがよくありますが、メディアは遅れた時は報道しますが、早かった時は報道せえへんのですよ。例えば、上海工場は1年半かかると思うてたのに11ヶ月で完成しましたし、ネバダ工場も2年の予定が18ヶ月、テキサスのGiga Texasも2年の予定が14ヶ月でした。実際、予定より早く完成することも多いんですが、それは報道されませんわ。
予測する時は、50パーセンタイルになるように心がけてます。つまり、半分くらいは間違うてもええと。手加減はせえへんということです。でも2040年というと随分先の話なんで、25年後には少なくとも100億台の人型ロボットがおるでしょうね。
価格については、かなり安くなると思います。おそらく2万5000ドルくらいで、何でもできるロボットが買えるようになるでしょう。AIが良い方向に進めば、私たちは豊かな未来を手に入れることができます。あなたも『アバンダンス』という本を書かれましたが、そういう未来になると思いませんか?基本的に誰もが欲しい物やサービスを手に入れられる。将来的には商品やサービスの限界費用は極めて低くなるでしょう。
残り4分なんで、私たち二人にとって大切な話題に変えさせてもらいます。Starshipの成功、おめでとうございます。文字通り素晴らしかった。今世紀最大の工学的成果やと思います。
人類にしては悪くないですね。AIは一切使わずにやり遂げました。将来、AIがこれを見て「猿どもにしては悪くない」言うかもしれませんね。
火星にはいつ行けるんでしょう?Starshipはいつ火星に着くんでしょうか?
2年以内には火星へのStarshipの打ち上げができると思います。次の火星の窓は約26-27ヶ月後です。今ちょうど軌道の窓が開き始めたところで、これは26ヶ月ごとに訪れます。2年ちょっとで最初の無人Starshipを火星に送ることになります。それがうまくいって、クレーターをこれ以上増やさへんかったら、その2年後に人類を送ることになります。
今世紀末までに火星の表面に立つというチャレンジは、どちらの政権になっても妥当な目標やと思います。
トランプ政権の方が、そうでない政権より楽観的に感じますね。今、私たちが直面している最大の進歩の妨げは規制なんです。過剰規制です。
クジラやサメを守らないかんからね。
その通りです。巨大なロケットを作るより許可を得る方に時間がかかるんです。アメリカの官僚制は毎年肥大化していて、特にバイデン政権下で顕著です。過剰規制を抑制せんかったら、私が「スロー・ストラングレーション(緩やかな絞殺)」と呼んでる状態になります。多くの国がそうなってます。これに対抗せんかったら、最終的には大規模プロジェクトがほぼ違法になって、火星にも行けんようになってしまいます。
最後の話題ですが、Cybercabのローンチ、おめでとうございます。キャシー・ウッドは、これが数兆ドル規模のGDP成長とインパクトをもたらすと予測してますが、Cybercabはいつ頃から注文できるようになるんでしょうか?
テスラの無人完全自動運転は、来年にはModel 3とYで米国内で実現できると考えてます。ロボタクシーやCybercabを待つ必要はありません。来年第2四半期には人間以上の安全性を実現できる見込みで、その後さらに向上させていく予定です。
これは単なるソフトウェアのアップデートで、自動運転ネットワークを展開できるようになります。無人完全自動運転は来年半ばころからカリフォルニアとテキサスで開始する予定です。現在700万台の車両が走っていて、来年末までには950万台になる見込みです。最終的には1億台以上の車両がすべて自動運転になります。
ステアリングもペダルもないCybercabは、2026年に量産開始の予定です。でも、先ほど言うたように、実際のロボタクシーの完全自動運転での展開は来年からです。テスラの自動運転イベントでは、50台の車両(無人のModel Y 30台とCybercab 20台)を使用しました。自動運転の時代は既に到来してるということです。
すべての車が自動運転になるのは当然の流れです。人間が運転する車の10倍安全になって、年間100万人以上の命が救われることになるでしょう。
Optimusは来年2025年に限定生産を開始し、2026年には量産体制に入る予定です。最終的には、あらゆる製品の中で最大のものになると思います。キャシー・ウッドとARK Investの予測に同意して、自動運転やロボタクシーによってテスラは約5兆ドルの企業価値になり、Optimusロボットによって25兆ドルの企業価値になると考えています。

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