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ナレーター: 日本の鉄道システムは、Statistaの調査で世界一効率ええ言われとるんや。アメリカはというと、かなり遅れを取って11位タイやで。
日本の首都では、毎日約1500万人が地下鉄を利用しとる。これはニューヨークの地下鉄の利用者より1100万人も多いんや。ウチらは東京とニューヨークの地下鉄を比べて、日本の鉄道システムがどないしてアメリカよりここまで先に行ったんか調べてみたんや。
ほな、このニューヨーク市の地下鉄路線図を見てみい。で、東京の地図と比べてみ。大事な違いは、公共交通機関の乗り換えポイントなんや。ニューヨークでは、マンハッタンに向かう公共交通機関の利用者は、こういう限られた選択肢しかないんやけど、日本の地図を見たら、もっとたくさんの乗り換えポイントがあるやろ。
専門家: 東京や他の日本の都市で特徴的なんは、全部が繋がっとるっちゅうことやな。
ナレーター: 郊外電車が市内の地下鉄線路に直接繋がっとるから、混雑や余計な乗り換えが減るんや。
専門家: 電車に乗ったら、目的地まで乗り換えのこと気にせんでええから、寝てしもても、自分の駅の近くで起きられるんやで。
ナレーター: こういう楽な通勤が、毎日240万人もの人が東京の外から来るのに重要なんや。それに加えて、東京の人は2種類のカードのうちどっちかひとつあれば、ほとんどの公共交通機関を利用できる。しかも東京だけやなくて、日本の多くの地域でも使えるんや。ニューヨークはというと…
専門家: 色んな交通機関を使うのに、よく違うカードが必要になるんや。統合された支払いシステムや管理システムがないんよ。
ナレーター: つまり、公共鉄道システムを利用するのに、こんなにたくさんの違う切符を使わなあかんのや。場合によっては、これらの別々の鉄道システムは、交通を監督する異なる管轄区域の結果なんや。例えば、地下鉄は市が所有しとって、Metropolitan Transportation Authority、略してMTAにリースされとる。そして、MTAはニューヨーク州政府が管理しとるんや。
ほんで、ニューヨーク市に繋がるNew Jersey Transitは、ニュージャージー州の交通局が運営しとるんや。ニューヨークは完全に統合された公共交通機関の接続はないけど、改善されとる部分もあるんや。まず支払い方法やな。
専門家: 今では、地下鉄に入るときにクレジットカードで支払えるようになったから、特別なメトロカードはいらんようになるんや。最終的にはなくなるやろね。目標は、最終的に一つの料金で一つの鉄道システムを使えるようにすることやな。それで全部乗り放題になるんや。
ナレーター: それから収益性の問題もあるな。コロナの影響があった2020年と2021年以外は、東京メトロ、つまり東京最大の地下鉄会社は黒字やったんや。一方、MTAは歴史的に赤字やったんや。2026年までに、MTAの未払い債務は470億ドルに達すると予想されとるんや。
この違いの重要な理由の一つが、中央政府の資金提供や。日本は公共交通機関に大きく投資しとるんや。国が東京メトロの約53%を所有しとって、東京都が約47%を所有しとるんや。
専門家: 第二次世界大戦後、公共交通システムへの継続的な投資があったんや。主に地下鉄、JRシステム、そして全部が繋がっとる民間の通勤鉄道システムやな。路線を追加したり、より良く機能させるための投資が途切れたことはないんや。
ナレーター: 一方、MTAは他の民間企業が所有しとるわけやないんや。MTAの資金は、税金、市と州政府、そして一部の連邦資金など、多くの場所から来とるんや。MTAは債券を売ることでも資金を得とるんや。
専門家: MTAは、アメリカ全体でも最大級の地方債発行体の一つやな。
ナレーター: ニューヨークと東京の地下鉄の両方で、最大の資金源の一つは乗客から直接来とるんや。日本の首都では、会社が料金を柔軟に設定できるんや。
専門家: 全部距離に応じた料金やから、最後に料金が決まるんや。
ナレーター: つまり、どのシステムを使うかによって、乗客の料金は170円から430円くらいの間やな。ドルに換算すると約1.27ドルから3.22ドルくらいや。ニューヨークの主要な地下鉄料金は均一やけど、LIRRとMetro Northの料金はゾーンによって変わるんや。
専門家: 今のところ、MTAの資金の約40%は運賃収入、つまり乗客が支払う料金から来とるんや。その割合はかなり下がったから、今、資金モデルを見直しとるところやな。
ナレーター: 2020年以降、多くのホワイトカラー労働者が在宅勤務になったから、乗客が減って収入も減ったんや。これがMTAの財政状況を悪化させたんや。資金不足を補うためとインフレに対応するため、料金は2.75ドルから今年後半には約2.86ドルに少し上がる予定や。
日本では、公共交通機関は時間通りに来ることで有名やな。2017年には、東京とつくばを結ぶある通勤電車が20秒早く出発したことを謝罪して、話題になったくらいや。でも、東京の地下鉄もトラブルがないわけやないんや。東京メトロは過去35日間の遅延情報を公開しとるんやけど、今年の4月には、複数の路線が約10分遅れとったんや。
ニューヨーク市では、遅延はよくあることやな。2022年には、ニューヨーク市の乗客は毎月合計で平均64分余分にホームで待たされ、電車の中でも18分余分に過ごしとったんや。でも、MTAはこれは改善やと言うとるんや。
専門家: 今、ウチらの地下鉄システムは10年以上で最高の定時運行率を記録しとるんや。アジアの基準には及ばんかもしれんけど、ニューヨークにとっては本当に良い方向への大きな一歩やな。ウチらのシステムは古いから、機械的な問題が起こることもあるんや。大規模な分岐器やインターロッキングのシステムがあって、メンテナンスに大変な手間がかかるんや。
ナレーター: 日本の公共交通機関への投資の歴史が、東京の鉄道システムに優位性を与えとるんや。
専門家: ニューヨークの地下鉄システムが東京の地下鉄システムと同じレベルの効率性を達成するには、何年も、下手したら数十年もの大規模な投資が必要やろうな。だって、向こうは過去60年間ずっと頑張ってきたんやから。


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